あなたがいま座っているデスクは何色ですか?
どんな素材でしょうか?
今回は、デスクの色や素材によって心理的にもたらされる効果に違いがあるのかについて考えていきます。
先に結論から言ってしまうと、もっとも有意義な効果をもたらしてくれるのは「明るい色味の木製デスク」です。
もしかすると、今まではそれほどデスクの色や素材などを意識したことはないかもしれません。
ですが、家で作業をする時間が長いというあなたにとってデスクは大切な仕事道具のひとつです。
とくに近頃は在宅で仕事をする機会も増えています。
もしこれまで気にかけていなかったとしたら、これを機にデスクを見直してみるのもいいかもしれません。
- 木製デスクがもたらす効果【人に優しい】
- どんなデスクを選ぶか【色味が印象を左右する】
- 木はいかなるものとも調和する【自然に溶け込む】
落ち着いて集中できる空間を構築するにあたり、デスク選びはもっとも重要な拠点づくりといえるでしょう。
その選択によって、作業のやる気や集中力、モチベーションを左右することにもなります。
インテリアにこだわる人でも、木製のデスクであればどんな家具とも家電とも、驚くほどに馴染んでくれます。
そんな万能な木製デスクが私たちにどんな効果をもたらしてくれるのかを、これから具体的に見ていくことにしましょう。
オネットデスクの色か……
そんなの今まで深く考えたことないな……



おすすめは断然、木製のデスクだよ。
特に「木目」が重要なんだ。
これからその理由を見ていこう。
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木製デスクがもたらす効果【人に優しい】


木の温もりは安らぎをもたらす
木の色や質感、木目の模様は、空間にあたたかい印象を与えてくれます。
木の良さというのは、無条件で安らぎを感じられる不思議な力を持っているところでしょう。
金属やモノトーンで囲まれた空間だと、どこか冷たさを感じて落ち着かない印象を受けてしまいます。
たとえば、「オフィス」と聞くとグレーや黒といった無機質な色と、メタリックな質感で溢れているイメージが強いのではないでしょうか。
会社に行き、「いかにもオフィス」という雰囲気に気分が憂鬱になることもあるでしょう。
ですが、最近では木製のデスクをオフィスに取り入れる企業も増えてきています。
これは、空間を占める色の割合が人の心理に影響を及ぼすことを考えての取り組みといえます。
会社のオフィスに並べられたデスクがすべて木製になった様子を思い浮かべてみてください。
それだけで少し気分が明るくなる気がしませんか?
木は自然がつくり出した素朴な温もりを持っています。
だからこそ、私たち人間はそれを素直に受け入れことができて、無意識のうちに安らぎを感じとっているのです。
視覚と心理に作用する3つの効果
眼精疲労をやわらげる
デスクを木製にすることで、目の疲れを軽減する効果が得られます。
木は光の反射を抑える効果があるため、デスクの天板から反射する照明の光などを柔らかくして、目に対する刺激を減らしてくれるのです。
目の疲れの原因となる光の波長は主に紫外線であるとされているのですが、木材はこの紫外線を吸収し、ほとんど反射しない性質を持っています。
このことから、たとえば真っ白のデスクで長時間仕事をしていると、知らず知らずに目が疲れている可能性があるということが考えられます。
パソコンから発せられるブルーライトが疲れ目の原因になるのはよく知られていますが、デスクからの反射光にも原因があることはあまり注目されていません。
木の天板が跳ね返す光は人の目にちょうどいい明るさになっているため、長い時間作業していても目が疲れにくいというわけです。
もちろんこれは室内の照明に限らず、窓から入る日差しに対しても同様の効果があります。
デスクの天板はとても広い面積で作業者に向かい合っているため、たかが光の照り返しと言えども侮ることはできない要素です。
心に落ち着きをあたえる
ブラウンともベージュとも表現しにくい木の色は、人工的な印象を一切あたえない自然そのものが生み出した色です。
その色を見るだけで、人はどこか安心感を感じることができます。
白で囲まれた部屋や黒で囲まれた部屋だと、はじめこそ新鮮さがあるかもしれませんが、長時間過ごすとなると落ち着きません。
ある実験では、真っ白の空間で過ごすと緊張感と疲労感が高まり、血圧と脈拍数が上昇したという結果もあるほどです。
一方、部屋全体が木で埋め尽くされていたとしても、不快感を感じるどころか気分が落ち着く感覚さえ覚えます。
映画などで山小屋やログハウスなどを目にすると、どこか憧れにも似た感情が湧き上がってくることはないでしょうか?
人の心に違和感なく入り込み安らぎをもたらす、木にはそんな不思議な魅力があります。
色の好みは千差万別で、赤が好きな人もいれば嫌いという人もいます。
しかし、木の色が嫌いだという人はあまり聞いたことがありませんよね。
木の見た目には温かみがあり、色という区別を超えたそれ以上の特別な感覚として、無意識に受け入れることができるのです。
1/fゆらぎ
1/fゆらぎというのを聞いたことはありますでしょうか。
規則性と不規則性が絶妙なバランスで入り混じって調和が取れたパターンやリズムのことで、人間はこれを無意識に心地良いと感じます。
1/fゆらぎには人をリラックスさせたり集中力を高めてくれる効果があり、木目のパターンもこの1/fゆらぎに当てはまるのです。
作業中に意識の外からデスクの木目が目に入り込んでくることで、自分でも気がつかないレベルで心が落ち着いて集中力が高まることになります。
「1/fゆらぎ=音」というイメージが強いかもしれませんが、視覚的なものも多く、そのひとつが木目です。
木製のデスクを選ぶことで、1/fゆらぎの持つ心理的効果を作業中にじわじわと得られるようになるというわけです。





たしかに、「木」ってなんだか落ち着くよね。
自然って素晴らしい!



人間は、無条件で「木」を受け入れるようになっているんだ。
不思議だけど、心理学的にもその効果は証明されているんだよ。
どんなデスクを選ぶか【色味が印象を左右する】


大前提として「木目」が見えること
木製デスクを選ぶにあたり、集中力やリラックス、仕事の効率化などの効果を求めるのであれば、外すことのできない条件は「木目が見えること」です。
素材が木であっても、きれいに表面が塗装されたものだと今回お話ししているような効果は十分に得ることができません。
人は自然な木の色に安らぎを感じ、不規則な木目に心地よさを感じます。
それなのに、せっかくの木目が見えないともったいないですよね。
塗装された天板からは少なからず紫外線も跳ね返ってきます。
後述しますが、木製の家具というのはどんなインテリアにも馴染むものですので、特別なこだわりがない限りは「木目」を重視してデスク選びをしてみるといいのではないかと思います。
デスクの色味と明度
木製のデスクといっても、濃い色味のダークブラウンから白に近いライトブラウンまで、その色は実にさまざまです。
最終的には好みで選んで問題ないのですが、ここでは心理的な影響を考えた上でのおすすめをお話しようと思います。
結論としては、
「なるべく明るい、茶色というよりはベージュに近い色」
このようなデスクがおすすめです。
ライトブラウンやナチュラルブラウンと呼ばれるような色ですね。
理由は色の視覚効果です。
まず、明るい色は空間を広く見せてくれます。
「広々としたスペースでゆったりと仕事をしている」という感覚を得られる方が作業もはかどります。
つぎに、彩度の低い色には心理状態を落ち着かせる効果があるということです。
木の彩度とは、「茶色の成分が強いか弱いか」ということになります。
暗い色味の木になるほど茶色が強く、明るい色味になるほど弱くなるということですね。
そのほかにも、色が明るくなるほど木の質感がわかりやすく、木目がきれいに見えるという利点もあります。
また、濃いダークブラウンのデスクを部屋に置くと重厚感が強調され、ほかの家具とのコーディネートが少し限られてしまいますが、ライトブラウンだと白にも黒にも鮮やかな色にも、違和感なくすんなりと馴染んでくれます。
これらの理由から、心理的効果を存分に受け取るためにもおすすめしたいのは「明るい木の色」のデスクということになります。
本物を求めるなら「無垢材」
無垢材とは
原木からそのまま切り出した、本来の自然な木そのままの状態の木材を「無垢材」といいます。
乾燥や加工に手間と時間がかかるのでどうしても価格が高くなる傾向があるのですが、それを差し引いても余りある魅力を持っています。
なにしろ100%本物の木なので、木の持つ心理的効果を最大限に受け取ることができ、「良いものを大切に長く使いたい」という要望にもしっかりと答えてくれます。
経年変化で独特の味わいが出てくるのも楽しみのひとつといえるでしょう。
なお、無垢材にも木をそのまま1枚板として加工したものや、無垢材をつなぎ合わせた集成材などの種類があります。
気軽に使うなら突板やプリント合板
一方、無垢材以外のデスクは何があるかというと、「突板」や「プリント合板」などです。
突板は、木を薄くスライスしたものを芯材の上に貼って天板として使用されます。
中身は芯材ですが表面の突板は本物の木なので、当然ながら木目も自然の木の模様です。
価格を押さえながらもしっかりと木の質感を味わうことができます。
プリント合板は、木の模様を印刷したシートを芯材に貼って作られています。
もっとも安価で手を出しやすいのですが、こちらは残念ながら本物の木ではありません。
しかし印刷の質が非常に高く、パッと見ただけでは突板と見分けがつかないものもあるので、「とりあえずデスクを木目のものに変えたい」というだけであれば十分かもしれません。
今回の内容で考えるならば、本物の木を天板に使用していながら価格が抑えられている「突板」が良い候補だと思います。
しかし、せっかくなら選択肢を広げて、無垢材のデスクを見てみるだけでも損はないと思います。
家具全般にいえることですが、そうそう簡単に買い替えられるものでもないので、価格と機能性のバランスを考えて自分に合うと思うものを選びましょう。
デスクで仕事のモチベーションが変わるとわかれば、あれこれ目移りしながら選ぶのも楽しくなることでしょう。



材質が木でも、塗装で木目が隠れちゃってると効果は半減してしまうってことだね……



そう、「木目」にこそパワーがあるんだ。
無垢材のデスクは少し高価だけど、長く愛用できる一生ものになる。
購入の際には選択肢に入れてみても損はないと思うよ。


木はいかなるものとも調和する【自然に溶け込む】


木製デスクはインテリアとしても最高
どんな内装の部屋であっても、木製の家具が浮くということはあまりありません。
実際、お洒落なインテリアの写真などを見ていてもデスクは高確率で木製だったりします。
モノトーンでシックにまとめられた部屋にも違和感なく馴染み、パソコンやテレビといった無機質な家電との相性も驚くほど抜群です。
これは人間が自然の生み出した木というものに対して、深層心理で「落ち着く」という感情を抱いているからです。
そこに木があるというだけで、気分が落ち着き心安らぐような空間になります。
それが精神を安定させ、集中力や意欲の向上につながるというわけですね。
木は存在を主張しすぎず、それでいて人の心に素直になじみ、そっと空間に溶け込むのです。
Apple製品と木製デスク
最後に、もっとも木と調和が取れていて美しいと感じる組み合わせをひとつご紹介します。
それは「アップルストア」の内装です。
行ったことがある方ならご存じかと思いますが、アップルストアの製品が置かれているデスクは明るい木製のものとなっています。
これはメープルの木を使って製作されたものらしく、どこのアップルストアでも統一して同じものが使われています。
その上に並べられたデバイスたちはひときわデザインの美しさを際立たせ、見るものの目を釘付けにしています。
Appleの洗練された近代的なデザインの製品に、まったくの違和感なく溶け込んでいる様子からも、木がどれほど調和の高さを持っているかが感じられる良い例といえるでしょう。
いま使用しているパソコンがもしMacであるなら、自宅でこの洗練された空間に近づけることも難しくありません。
明るい色の木製デスクを導入することで、集中力や落ち着きを得ながら、インテリアとしても美しくまとめることが可能となるのです。



高級なお店とかにも、木の棚なんかがよくあるよね……
よし、木目が綺麗なデスクを探してみよう!



木は、違和感なく人の心と調和できる力を持っているんだ。
自宅を落ち着く空間にしようと思ったら、木製のインテリアは外せない要素だね。
まとめ


今回は木製のデスクを導入することによるメリットについて考えてきました。
- 空間に温もりをあたえ安らぎをもたらす
- 紫外線を吸収して目の疲れを軽減する
- 1/fゆらぎの木目が集中力を高める
- どんなインテリアとも調和する
すでに木製のデスクに向かって自宅で作業しているとすれば、これらの恩恵を知らず知らずのうちに受け取っているということになります。
一方、木目の見えない塗装されたデスクをいまお使いならば、つぎに選ぶデスクの選択肢として、今回の内容がお役にたてば幸いです。
私自身、黒が大好きで家具なども黒いものを選びがちです。
いま現在使用しているデスクも真っ黒なのですが、つぎに買い換えるときは木目のわかるライトブラウンの木製デスクにしようと思っています。
できることならいますぐに買い換えたいくらいの気持ちです。
デスクは大きさもあり部屋の中でも存在感があります。
それを「自分の好きな色にしたい」という方は多いのではないでしょうか。
白や黒でシンプルにまとめたい、私もそう考えていました。
しかし、この記事を書くにあたり木の魅力にすっかり取り憑かれ、今では考え方が少し変わりました。
部屋の大部分を好きな色で埋め尽くすというよりも、好きな色はアクセントで取り入れ、木製の家具と調和させることで居心地の良い空間を上手くつくりたいと構想を練っています。
自宅で作業をすることが多いなら、長時間向き合うことになるデスクにこそこだわりを持つべきだと思います。
木が人間の心理にプラスの効果をもたらすと知った今ではなおさらです。
なんとなくで選ぶのではなく、それを取り入れることの効果を知り、考え、実際に取り入れてみること。
そうして環境を整えることで、あなたの貴重な時間が集中力や生産性の高い有意義なものへと変わっていくことにつながるのです。









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