完璧主義をやめたいあなたへ【心にゆとりを生み出す方法】

完璧主義者の悩み。

それは、「中途半端では満足できない」ことです。

100%にしなければ気が済まない、完璧にできるまでやり続けてしまう。
普通なら十分合格点だとしても、完璧主義者にとっては「不十分」なのです。

そのため、いつも小さなことが気になります。
常に物足りなさや不満を抱え、自分でも気がつかないうちにイライラしてしまいます。

そんなときの自分の姿を想像してみてください。

心が落ち着かず、人にも厳しくなり、責任感を強く感じて、体に余計な力が入っていないでしょうか?

完璧を求めるがゆえに疲れ果て、ストレスを抱えるようになってしまうのです。

けれど、もしそんな苦労から解放されたとしたらどうでしょう。

今よりもっと楽に生きれる気がしませんか?

今回は、完璧主義なあなたが抱える悩みの原因、それを手放す方法や考え方についてお伝えしていきます。

本日のプログラム

  • 「完璧」に囚われている自覚をもつ【デメリットを理解する】
  • 完璧主義は「あなたらしさ」なのか【やめることで解放される】
  • 手放すための思考方法【妥協はしません】

「もう少し、なんでも気楽にできればこんなに気疲れしなくて済むのに……」

そう思ったことは何度もあるでしょう。
しかし、それができれば苦労はしませんよね。

なかなかの完璧主義である私自身の視点からの考察もあるので、同じ悩みを持つあなたの参考になればと思います。

無責任に「こうすれば良い」「考え方を変えましょう」というだけの話では終わりませんので、ご安心ください。




目次

「完璧」に囚われている自覚をもつ【デメリットを理解する】

完璧主義は損であることを知る

完璧主義をやめたいと思ったとき、まず大切なのは「完璧主義であることに疲れている」という自覚をもつことです。

普通の人なら気にしないような些細なことでも、きっちり直さなければ気が済まない。そんなことは日常茶飯事ではないでしょうか。

そのままでも問題がないものに手間をかけるということは、時間と労力、そして神経を消耗していることになります。
みんなはそのまま仕上げて完成させるのに、あなたにはそれができません。
納得がいかないからです。

そこまでして完璧に仕上げても、その仕事に対する評価というのは実際そこまで跳ね上がりはしません。
無難に終わらせた人と比べても、「仕事を完了させた」という点では同じです。
ともすれば、早く終わらせた方が評価されることもあるでしょう。

ここで一度、あなたが仕事を終えたときの疲れ具合を想像してみてください。

細部まで手を加え、必死になって仕事を終わらせた場合と、最低限の品質を保ちつつ、80%のクオリティで仕事を終わらせた場合とでは、どちらが楽であるかは言うまでもありませんよね。

完璧主義は、無意識のうちに自分自身にプレッシャーを与えてしまっています。

「完璧でなければいけない」と思う性格なので、程よく手を抜ける人に比べれば、割に合わない労力を費やしていることになってしまいます。

本来、そこまでしなくても良いのです。

まずは、今まで当然のように考えてきた「完璧で当然」という考え方は、あなたに損をさせているということを理解しましょう。

疲れやストレスは完璧を求めるから生まれる

  • あなたがイライラしてしまうのはどんなときですか?
  • いつも不満を感じ、けわしい顔になっていませんか?

それらのストレスは、完璧主義であるから生まれるのだということを理解しましょう。

とにかく完成させればいいものに「完璧」を求めてしまうので、必要のない負担を抱えてしまっているのです。

本来ならば80%の仕上がりで十分なところ、120%を目指して時間と労力を費やし、心も体も疲れ果てます。

さらに、他人に対しても自分と同じレベルを求める傾向があるので、「どうしてそんないい加減な仕事ができるんだ」と不満を抱くことも多いでしょう。

他人の至らない部分に目がいき、眉間にシワがより、ストレスを感じます。

それに対して、あなたの仕事ぶりは当然ながら完成度が高くて丁寧です。
周囲からも「あの人はいつも完璧な仕事をする」と一目置かれているはずです。

しかし、その「あの人は完璧」というレッテルに苦しんでいることに気がついていますか?

「自分はいつも完璧だと思われているし、中途半端なことはできない」
「自分にはもっと高いクオリティが期待されている。この程度ではまだ足りない」

そんな意識に心当たりがあるのではないでしょうか。

知らず知らずのうちに「完璧である自分」に囚われ、100%以上を目指し、ますます手を抜けなくなってしまいます。

完璧主義者は自分で自分を追い込んでしまい、気がつかない間に多大なるストレスを抱え込んでいるのです。

完璧主義者は心が狭い

自分でも思うことなのですが、完璧主義者は心が狭いです。

完璧でなければ気が済まないため、他人に対しても完璧を求めてしまう癖があります。

頭では「誰もが自分と同じようにできるわけではない」と分かっていても、人のいい加減な部分を受け入れることができないのです。

それを求められる相手からすれば、「いちいち細かい人だな……」と煙たがられてしまうかもしれません。

また、一方的に「これは絶対こうでなければいけない」などと決めつけてしまう部分もあります。
柔軟な考えが難しく、0か100かの極端な判断に取りつかれてしまうこともしばしば。

つまり、ものごとに対する許容範囲が狭くなってしまい、完璧なものしか受け入れることができないのです。

自分に対しても他人に対しても求める水準が高く、そのせいで神経をいつも張り詰めているために、気疲れが絶えません。

さらに、完璧主義者はなんでも完璧にこなす自分にプライドを持っており、他人から指摘やダメ出しされることを嫌います。

絶対に誰にも文句を言わせないようなクオリティに仕上げることを目指すので、普通の人の何倍も疲れるのは当然の結果といえるでしょう。

  • 自分の基準から外れたものは受け入れない
  • 人にも高い水準を求める
  • 指摘の余地を与えない

いつもこのような考え方をしてしまうので、本当はもっと気楽でいいことまで突き詰めてしまって時間と体力を消耗してしまうのも、完璧主義であることのデメリットとなっています。

このようにデメリットを並べていくと、どう考えても完璧主義者は心が狭いのです。くやしいことに。

心が狭いなどと言われればプライドが傷つきますよね。
では、その受け入れがたい事実を克服してみようではありませんか。
完璧主義をやめることで。



完璧主義は「あなたらしさ」なのか【やめることで解放される】

完璧主義をやめると個性を失う?

完璧主義をやめたいと思う一方、やめることに対する不安もあったりはしませんか?

完璧であることが自分であり、今までもそうして生きてきた。
それをやめるということは、自分の個性がひとつ無くなることにはならないか……

そんな考えが頭をよぎるかもしれません。

まわりからも自分は完璧だと認識されているし、完璧な自分自身にプライドを持っているので、それを手放すというのは、ある意味勇気のいることだと思います。

しかし、その「プライド」だと思っていたものは、実は「プレッシャー」だったとすればどうでしょうか。

無意識に自分らしさだと思っていた完璧主義が、あなたを縛りつけている足かせになっていたとしたら。

考えてみてください。
いつも完璧を求めて100%以上を目指していると、そこに行き着くための手段しか取ることをせず、視野が狭くなり自由が制限されていることに気がつくことでしょう。

「完璧にしなければいけない」という無意識のプレッシャーがかかっているのです。

たくさんの選択肢が目の前にあるにもかかわらず、完璧にたどり着けるものしか選ばないというのは、自分の行動や思考を制限していることになります。

心から生まれる感情や直感、想像力や独創性を抑制されているとすれば、それはあなたの個性を抑制されているのと同じことです。

完璧主義は個性ではなく、自分にリミッターをかけているのかもしれないということに一度目を向けてみると、新しい世界が広がるかもしれません。

狭い世界で生きてはいないか

完璧であることがあなたらしさだとすれば、100%に至らないものはあなたにとって価値はないのでしょうか。

そんなことはありませんよね。

苦手なことやできないことがあるのは人間ならば当然ですし、それこそが個性というものです。

自分らしさというのは、できることよりもできないことの中に多く隠れていたりします。

詰めが甘いアイデアは完璧には繋がりません。
けれど、その発想を思いついたのはあなただからこそです。

あなた独自の感覚を捨ててまで完璧さ正確さを求めるのは、あなたらしさに目を背けていることになります。

思いついた考えを「完璧ではない」という理由で無意識に排除してしまうのは、生きる世界を狭めてしまっているのです。

あなたの中から素直に生まれた思考こそが、「あなたらしさ」であり個性です。

完璧主義を手放すことができたなら、今まで以上に自由で柔軟な発想をすることができるようになり、疲れて凝り固まった思考がほぐされていく感覚を味わうことができるはずです。

「完璧」という仮面をかぶっている

小さい頃からずっと完璧にものごとをこなしてきたあなたは、そんな自分に自信を持っています。

「なにをやっても人よりできる」
「自分は人よりクオリティの高いものをつくれる」

その経験が積み重なり、いまの自信につながっています。

そんなあなたも、やはり人間なので苦手なことには直面します。

できないことにぶつかったとき、できない自分が許せなくて「意地でもやってやろう」と思ったりします。
「自分にはできるはずだ」と。

まわりから「〇〇さんでもできないことってあるんだね」などと言われたくはありません。

完璧な自分を演じようと必死に頑張るのです。

ここで、いちど深呼吸をして考えてみましょう。

そのとき、「完璧な自分を演じている自覚」はありますか?

この状況を冷静に分析してみると、「完璧でいようと無理をしている」ということになります。

本来の自分はそれを完璧にはこなすのが難しいにもかかわらず、「完璧でいること」にとらわれて余計な重荷を背負い込んでしまっているのです。

人に弱みを見せることができず、完璧という仮面を外すことができなくて、ひとりで頑張って無理をしてしまいます。

普段から意識が高く努力家でもあるあなたは、それでもいざやってみれば、人並み以上の成果は出すことができるでしょう。

しかし、無理をした分ストレスや疲労は大きくなります。

完璧でいることへのプレッシャーが、あなたに無理をさせているのです。
完璧を「演じている」時点で、それは本来のあなたとは言えないのです。

できないこともあるのが個性です。
個性とは「あなたらしく振る舞うこと」だという感覚を持つことができれば、完璧主義を手放すことへの踏ん切りもつくのではないでしょうか。

無理をして完璧な性格を取りつくろうのは本当の自分ではない、ということに気づきましょう。



手放すための思考方法【妥協はしません】

本当に求めているものとは

完璧主義を手放すコツは、自分が本当に欲している感覚はいったい何なのかに目を向けることです。

よく考えてみてください。
あなたが本当に求めているものは「完璧」ですか?
それとも「満足」ですか?

完璧主義なのだから、無条件に「完璧」を求めているものだと思いがちですが、突き詰めていくと本当に得たいものは「自分で満足できるかどうか」ではないでしょうか?

納得できて満足のいく仕上がりになれば、それはあなたにとって「完璧」といえると思います。

人に「もうそれで完璧だ」と言われても、あなた自身が満足できていなければ、到底それは完璧ではありませんよね。

このことからも、本当に求めているものは「完璧」よりも「満足」だということができるのです。

完璧という言葉に支配されすぎて、100%、120%でなければいけないという思考にはまり、それこそが自分で納得できるものだという考えに陥ってしまいます。

しかし、今までの人生を振り返ってみるとどうでしょう。
本当は完璧に仕上がっていないとしても、自分で納得ができた時点であなたは満足して「これで完成だ」とした経験がたくさんあるのではないでしょうか。

客観的な完璧よりも、主観的な満足。
これこそが、完璧主義者が求める答えです。

まずはそれを意識することが、完璧主義を手放す第一歩となります。

あなたの80%は人の90%以上

完璧主義であるあなたが求めているものは「満足」だということに気づくことができました。

次にするべき思考は、「満足するポイントを少しだけずらしてみる」ということです。

完璧主義なあなたが80%まで仕上げたものは、一般的な人の完成度からすると90%を超えていると思っていいでしょう。

これは、これまでの経験からも感覚的にわかっていただけるかと思います。

普通の人が100%のつもりで仕上げたものをあなたが見たら、「まだまだ、もっとクオリティを上げられる」と思うはずです。
そんな意識を持つあなたが80%まで進めたものの仕上がりというのは、普通の人の80%とは比べ物にならないクオリティに達しているはずですよね。

けれど、あなたがまだ足りないと思っている「普通の人の80%」でも、周囲は「それでよし」「十分だ」として受け入れているのが事実です。

その点に注目して考えてみましょう。

あなたが仕上がりを80%で抑えたところで、その段階で人よりも優れた完成度になっていることになります。
そこで手をはなして「完成」としても、人並み以上のクオリティに仕上がっているので、満足感を保ったまま終わらせることができるのです。

つまり、自分のプライドを保ったまま力を抜くことができるというわけです。

これは、誰にでもできる方法ではありません。
あなたが今までの人生で完璧を求め、高いクオリティを確保してきた実力があるからこそできる芸当です。

「きっちり仕上げる」という能力の土台ができているあなただからこそ、80%で留めたところで人の100%を超える可能性すら十分にあるのです。

完璧主義なあなたにとって、これは非常に大きなメリットです。
なにしろ、少し手を抜いて楽をしたって人並み以上の成果が出るのですから。

これまで完璧主義者として生きてきた時間は、決して無駄ではないのです。

そしてこれからは、今まで磨き上げてきた自分の力を信じ、「80%でも自分は十分に優れている」というところへ満足するポイントを持っていってみてはどうでしょうか。

そんなに根詰めて頑張らなくても、周囲から「すごい」と思われるレベルにできてしまうのですから。
あなたには簡単なことです。

満足感の追求が、あなたを完璧主義から解放する

完璧主義をやめるためには、「気にしないようにしましょう」だとか「妥協することを覚えましょう」などとよく言います。

それを聞いて思うことは、「それができたら苦労しない」ですよね。

そういったアドバイスは、完璧主義ではない人の考え方です。
完璧主義者の気持ちがわかるのであれば、「細かいことは気にしない」なんていうのは無理に決まっていることぐらい理解していて当然のはずです。

そのようなアドバイスは私たち完璧主義者の心には届かず、現実的ではない方法ばかりを押し付けられてしまうのです。

そうならないために、今回お伝えしてきた完璧主義を手放す方法こそが

  • 「完璧」ではなく「満足」を求めていることに気づく
  • 人並み以上の成果に満足する
  • 80%でもあなたは十分すごい

という、「自分の満足感」に目を向ける方法です。

結局のところ、完璧主義者にとって「自分で納得できて満足する」ことがもっとも重要なのです。

「妥協する」という考え方では欲求不満が残り、本当の意味で完璧主義から脱却することはできません。

自分の中に基準があるから苦しくなるのであって、「一般的な基準からすれば、それを軽く超えている」という考え方をしてみましょう。

「こうでなければいけない」をやり抜く満足感から、
「人より十分優れている」というところに満足感を持っていくのです。

少し嫌味な言い方ですが、プライドの高い完璧主義者には「妥協」や「気にしない」よりもはるかに効果的です。

慣れないうちはどうしても、また完璧を追い求めて頑張ってしまうと思います。
今まで何十年もそうしてきたのですから、すぐには切り替えられなくて当然です。

それでも、ストレスを感じたりイライラしたりしたときは、この話を少し思い出してみてください。

意識をちょっとずらすだけで、満足感は得られます。

それだけで、気持ちがかなり楽になり、次第に完璧主義の呪縛から解き放たれるようになることでしょう。

そうなれば、他人に自分と同じレベルを求めてしまうこともなくなります。
心が晴れて広くなり、気持ちが軽くなって毎日を楽に生きれるはずです。

自分は自分、人は人です。

あなたの満足はあなたがつくり出します。

完璧よりも満足感に目をむけて、気苦労の絶えない完璧主義を手放した先にある「自分らしく生きる姿」をイメージしてみましょう。




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