セルフマニピュレーションであがり症を克服【自信を持って堂々と】

「仕事でプレゼンをしなければいけない……」

社会人なら多くの人が通る道です。

人前でなにかを話す、発表をする。

……荷が重いですよね。

できることなら避けて通りたいと思いませんか?

不安と緊張で夜も眠れないという人もいることでしょう。

しかし、あなたが緊張で押しつぶされそうになりながら、なんとか精一杯プレゼンをやりきる一方で、堂々とした態度で自信満々に、場の空気を変えてしまうほど素晴らしいプレゼンをする人もいます。

彼らとの違いはいったい何なのでしょうか。

どうしてあんなに堂々とできるのでしょう。

なかには、人前で話をすることが大好きだという人もいます。

しかし、そういったことが得意だという人よりも、苦手だという人の方が圧倒的に多いはずです。

人前で緊張するのは誰でも同じなのです。

彼らもはじめは苦手だったかもしれません。

嫌で嫌で仕方がなかったかもしれません。

それでも今は、大勢を相手に物怖じすることなく、胸を張って話をしているのです。

なぜ、そうできるのか。

そういった人たちは「自分を操作する術」を身につけています。

自分自身を操り、堂々と自信のある人間を演じるのです。

この技術を「セルフマニピュレーション」といいます。

セルフマニピュレーションを続けるうちに自らの性格に自信が刷り込まれ、意識せずとも人前で堂々とした態度でいられるようになっていくのです。

本日のプログラム
  • セルフマニピュレーション【自分で自分を操る】
  • 態度がすべてを物語る【自信の無さはバレている】
  • 自分をコントロールする方法【意識の習慣化】

人前でハキハキと喋りたい、あがり症を克服したいと思っているあなたに、これからその方法をお伝えします。

いくつかのポイントを押さえ意識して実行することで、これまでとは別人のような自信溢れる振る舞いができるようになります。

セルフマニピュレーションを身につければ、見える世界が明らかに変わりはじめることを実感できるでしょう。

オネット

人前でなにかをするのって、すごく緊張する……

クモナギ

緊張は誰だってするものなんだ。
自信満々に見える人は、「堂々と振る舞うスキル」を身につけているってことだね。

目次

セルフマニピュレーション【自分で自分を操る】

セルフマニピュレーションとはなにか

マニピュレーション(manipulation)は「操作する」という意味です。

つまり、セルフマニピュレーションとは「自分を自ら操作する」ということですね。

ここでいう操作とは、自信のある自分を作り上げるということです。

心理学によると、「自信があって堂々としている人ほど得られる評価が高くなる」という傾向が表れるそうです。

ということは、態度に自信がないというだけで損をしている可能性があるということになります。

同じ内容の話をしたとしても、自信を持って話す人とそうでない人とでは評価が変わってしまうのです。

たとえ自分の話の方が内容は優れていたとしても、自信の有無によって正当な評価を受けられない……ということも起こり得ます。

「たいしたことは言っていないのに、なぜかみんなあの人を優遇する……」

そのように思った経験はありませんか?

「自分の資料の方がデータも正確でまとまりがあるのに……」

なぜそのような理不尽とも思えることが起きてしまうのでしょうか。

それは、あの人とあなたで人に与える印象に違いがあるからなのです。

人の印象はどこで決まるか

まず結論として、人の印象は見た目で決まります。

「そんなことはない、人間大事なのは中身だ」

と思いましたか?

よくわかります。
私もわりとそう思うタイプです。
見た目で人は判断できないと思っています。

しかし、それでもやはり人は見た目で判断するのです。

「人は見かけによらない」と言ったりしますが、それは関係性がある程度継続したのちに与える印象です。

自分のことをよく知らない人たちの前で話をするような状況においては、「見た目」こそが大きな判断基準とされるのです。

「メラビアンの法則」というものがあり、それによると人の印象というのは

  • 言語からの情報 7%
  • 聴覚からの情報 38%
  • 視覚からの情報 55%

とされています。

これは、言葉なんてほとんど聞いていないとうことではなく、目に映る情報が言葉よりも圧倒的に大きい、ということです。

人間というのは、視覚から得た情報をベースとして、その印象を保ったままで話を聞きます。

はじめの印象が良くなければ、良くない印象を抱かれたままで話が進んでいきます。

よく「第一印象が大事」と言いますが、あれは本当なのです。

オネット

自分で自分を操作する……
頼りなく見られないように自分を操縦する感じかな……

クモナギ

「自分という人間」の主導権を握るのは「自分」なんだ。
まずは自信満々な自分を演じる練習からはじめよう。

態度がすべてを物語る【自信の無さはバレている】

自信があるかは態度でわかる

見た目の印象とは何でしょうか。

服装・姿勢・清潔感などいろいろありますが、自信の有無がもっとも伝わる見た目の印象は「態度」です。

さらに言うと、自信に満ちた態度の人よりも自信がなさそうにしている人の方が目につきます。

「目立つ」という意味では自信のある人の方ですが、「気になる」という意味で、自信のない人を見ると意識が引っかかるのです。

  • 落ち着きがなくそわそわと体を動かす
  • 手や指先を常に動かしている
  • 顔や髪を頻繁に触る

というような態度は、相手に自分の自信の無さを教えているようなものなのです。

自分からすれば無意識で何気ない動作であっても、人の目はあなたの「態度」から情報を仕入れています。

少しの動きでも一つひとつが目に止まるのです。

これは逆に考えると、「自信があるかどうかは態度にしか表れない」ととらえることもできます。

セルフマニピュレーションの考え方においても、態度の操作こそが自信を表現する方法だとしています。

緊張をうまく隠せる人

同僚が素晴らしいプレゼンを披露したあと、あなたのもとへとやってきて、

「ものすごく緊張した……どうだった?ちゃんとできてたかな……?」

と言います。

「いやいや、ちゃんとも何もびっくりするほど堂々としたプレゼンだったよ……あれで緊張してたの?」

そんなの信じられないという気持ちになりますよね。

この同僚は完璧にセルフマニピュレーションができているのです。

人前でなにかをするとき、程度の違いこそありますが誰でも緊張はするものです。

しかし、自分をうまく操作できている人は、内心とても緊張しているにも関わらず周囲にそのことを悟られません。

このような人たちに共通しているのは、無駄に動かず落ち着いており、胸を張って喋っているということです。

これこそが「自信のある振る舞い」です。

彼らはどんなに大きな舞台に立とうとも、体をふらふら揺らしたり手をもぞもぞ動かしたりしません。

そういう動作をすると、自信の無さが伝わってしまうということをしっかりとわかっています。

「客観的に自分はどう見られているか」を意識しているからこそ、するべき動きとしてはいけない動きが判断できるのです。

オネット

たしかに、「できる人」ってみんなビシッと真っ直ぐ立っているイメージがある……

クモナギ

「もし、録画した映像を、あとで自分が見たらどう思うだろう……」
そんなふうに考えてみるのも良いかもしれないね。

自分をコントロールする方法【意識の習慣化】

客観的に自分をみる訓練

あなたは、人の様子を見たときに「この人は自信がなさそうだ」と感じることはありませんか?

「すごく緊張しているんだろうな」
「きっと、こういうことが苦手なんだな」

身近なところでも何人か思いつくことでしょう。

本人も、おそらく自信の無さが伝わっていることは自覚していると思います。

ですが、なかなか「なぜそう見えるのか」という具体的な理由を考えるには至りません。

では、あなた自身が人前で緊張しているとき、どんな動作をしているのか思いつくでしょうか。

「自信の無さが表れている動作」です。

それはきっと無意識の動きなので、なかなか言い表すことは難しいと思います。

しかし、自信の無さそうな人を見たときを思い出してみてください。
目につく仕草があるはずです。

  • よく鼻をさわる
  • 頭をかく
  • 早口になる
  • 体を揺らす
  • 顔がずっと下を向いている

細かいことです。
しかし、人はそれが気になります。

このような仕草こそが「自信の無さが表れている動作」なのです。

あなたが次に人前に立つとき、このような動作を自分がしていないか意識してみてください。
イメージトレーニングでもかまいません。

「自分のことを客観的に見る」という練習をしてみましょう。

しだいに自分の傾向がわかってきます。

「言葉に詰まったとき手を顔の近くに持ってくるクセがある……」
「真っ直ぐに立たず片足に重心をかけているな……」

など、本当にふとした動きです。

自分の無意識の動作を意識できれば、それをしないということができるようになります。

そして、それこそが「セルフマニピュレーション」なのです。

「自信が無さそうに見えている原因」を無くせば、緊張していてもそうとは見せないようにすることが可能になります。

意識するべきポイント3つ

セルフマニピュレーションを行うことで、自分を操作して「緊張を隠せる」ということがわかりました。

では、堂々としているように見せるためには、具体的にどのようにすればよいのでしょうか。

そのために意識するポイントが3つあります。

1.動かない

緊張している人、動揺している人、自信のない人はとにかく動きます。

せわしなく手が動き、アゴを触ってみたり鼻を触ってみたり……
体を左右に揺らしたり視線をキョロキョロさせたりします。

一言でいうと落ち着きがないのです。

まずは、こういった余計な動きをしないように意識しましょう。

胸を張ってどっしり構えていれば、それだけで自信があるように見られます。

話の中で必要なアクションやジェスチャーなどは、落ち着いて自然に行いましょう。
ずっと直立不動だと逆に違和感を与えてしまいます。

「不要な動きはマイナスにしかならない」と覚えておいてください。

2.話し方

メラビアンの法則で、言葉が与える印象は7%しかないとお伝えしましたが、「話し方」はひとつの「態度」です。

あなたの話している様子から、自信があるかないかは読み取られます。

以下のことを意識して話をするようにしてみてください。

  • はっきりと大きな声で話す
  • 言葉の最後まで言い切る
  • 曖昧な締めくくりをしない

細くて弱々しい声では、自信の無さが手に取るようにわかってしまいます。

もともと大きな声がなかなか出せないという人もいるので、無理のない範囲でかまいません。
自分なりにハキハキとした話し方を心がけましょう。

よくありがちなのが、語尾が聞き取れないような話し方です。
文章の「。」の手前で声が消え去ってしまわないよう、「です。」「ます。」までしっかりと発声することが重要です。

曖昧な言い方もできるだけ避けてください。

「……だと思われます。」
「……の可能性があります。」

便利な言葉なのですが、このように締めてしまうと歯切れの悪い印象を与えてしまいます。

「〜です。」「〜となっております。」のように、断定する形で文章を締めくくるよう意識して原稿を書いてみてください。

3.視線と表情

「相手の目を見て話しましょう」とはよく言いますが、これは大勢を相手にしているときでも同じです。

一人ひとりの目を見る必要はありません。
自分の視線を投げかけて場を見渡すように、顔を上げて話すようにしましょう。

とは言え、原稿を読みながらではなかなか難しいですよね。
暗記するのは大変なので、そこまでしなくでも大丈夫です。

話の節目、文章の終わりかけなど、自分なりに余裕を持てるタイミングで顔を上げて、ゆったりとした動きでみんなの顔に目を向けてみてください。

ずっと下を向いたままではとても自信を持っているようには見えませんし、声もまっすぐ飛ばないので聞き取りやすさも悪くなってしまいます。

さらに、場の雰囲気に目を向ければ気づけることがたくさんあります。

頷いていれば話を理解してくれている、共感してくれているとわかります。
難しい顔をしている人がいれば、「説明が足りなかったかな……」と思い、簡単な補足説明をその場でするなどの臨機応変な対応もできるようになってきます。

そして、なるべく穏やかな表情を心がけましょう。

できれば柔らかい笑顔が理想的です。

人は、笑顔の人を見て「緊張しているな」と思うことはありません。

笑顔は自信と余裕を感じさせる表情です。

さらに、自分自身にも効果があります。

人間の脳は自分の表情の筋肉を読み取るようにできており、笑顔になっていれば「楽しい」「嬉しい」などの感情を脳内でつくり出します。

セルフマニピュレーションとは、自分を操作することです。

緊張するときほど意識的に笑顔をつくり、自分の脳を操りましょう。

すぐに使えるテクニック

ここまで、自信の無さを隠す方法、余裕があるように見せる態度など、あがり症を克服するためのセルフマニピュレーションを色々とお話ししてきました。

これらを意識して徐々に自分のものにしていけば、1年と経たずに今とは別人のような自信溢れる振る舞いができるようになっているはずです。

とはいえ、

「そんな余裕はない……」
「今はとにかく、明日のプレゼンを乗り切りたいんだけど……」

切羽詰まってこの記事にたどり着いていただいたのに、「1年訓練してください」ではあまりにも期待はずれですよね。

そういうあなたのために、今すぐに使えるセルフマニピュレーションのテクニックをお伝えしましょう。

それは、「自信のあるときの自分をコピーする」ことです。

どういうことかというと、あなたが友人などと何気ない話をしているときを思い浮かべてください。

自分が得意な分野の話題になると、いきいきと話していませんか?
好きなことや興味のあることについてお喋りするとき、あなたはきっと目がキラキラと輝き、言葉に力が込められているはずです。

このときのあなたに「自信の無さ」はありません。

それを簡単に分析してみましょう。

表情はもちろん笑顔です。
体を変に揺らしたりしていません。
身振り手振りは「相手に伝えるため」の動きです。
声のトーンもひとつ高く、明るい響きになっています。

どれも今回のポイントを押さえた「態度」です。

つまり、あなたの身体は「自信のある振る舞い」を知っています。

  • 明るい表情
  • 胸を張る
  • 伝えたい気持ち
  • 声の出し方

自信があるときの態度をリストアップし、明日に臨んでみてください。

その場しのぎの付け焼き刃にしては意外と効果は抜群ですし、少しでも手応えを感じれば、確実に次回へ活かせます。

セルフマニピュレーションにおいてもっとも大切なことは「自分を客観的に見る」ことです。

どういう仕草をしているか、それを見たらどんな印象を抱くかを意識することが、自信に溢れた自分をつくり上げることにつながります。

舞台に立つ自分を、観客として見る。

これができるようになれば、もう怖いものは何もありません。

自信満々に人前で話すことができるあの人は、別世界の人ではありません。

あなたもそうなることができます。

セルフマニピュレーションは、自分で自分を操作して、理想の姿へと進化する手段なのです。

オネット

自信がないときって、言葉の最後まではっきり発音できてない気がする……
まずは自分でそういうことに気づくのが大切なんだね。

クモナギ

自分を客観的に観察できるようになれば、どう振る舞うべきかが見えてくるんだ。
セルフマニピュレーションを身につけて、人生を思い通りに生きてみよう。

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